いまさらですが、6月リスボンは13日のSanto António祭を中心としてひと月丸々お祭りです。当然ながら街は浮かれムード。飾り付けをかわいいととるか、ちゃちだととるか、日本人の意見は様々です。
数年前からこの時期の名物であるイワシをモチーフにしたイラストが公募され、街中に飾られます(バスや路面電車にも!)。ちなみにケーブルカーはアズレージョや石畳のデザインにラッピングされていました。
特にAlfamaはさすがSanto António教会のお膝元ということもあり、また後述のMarchas popularesの強豪ということもあり、連日連夜大盛り上がり。イワシを焼く煙と匂いが路地を覆っていました。
12日の夜にはお待ちかねのMarchas populares(マーチ大会)です。リベルダーデ大通りを各地区のマーチ隊が演技をしながらねり歩きます。いくつかある審査員席前でいったん止まって演技をし、また次の審査員席前まで移動。私はちょうどその中間で観ていました。
好みだったのはBairro Alto地区。衣装も大道具も凝っていて一番かわいく感じました。あと楽しかったのはMercados地区。マーチ隊の最後尾で山車に乗っていたのはファディスタのAnita Guerreiro。おばあちゃん大はしゃぎ
このためかはわかりませんが、彼女は翌日O Faiaをお休みしていました。
また、今年は日本の団体も招待され、大分の立命館アジア太平洋大学のチームが「ラッセラー」とねり歩いていました。
マーチは深夜まで続き、そしてお祭りは夜通し続き、特にAlfamaの路地には人があふれかえって通れないほどになります。今年も明け方まであちらこちらで太鼓の音が響いていました。
今年の順位はこちら。