リスボンレポート 2013年6月 その3 【Casa do FadoはしごシリーズBairro Alto編】

Fado in Ciado
 近年オープンした、ファドのプレゼンテーション的な劇場コンサートです。19時開演と早い時間に開演しますし、飲食もないので「とりあえずファドがどんな音楽なのか知りたい」という方にはちょうど良いかもしれません。
 概ね若い出演者がCasa do Fadoへの出勤前に出演する形をとっており、今回は女性がMafalda Tabordaで男性がAndré Vaz、伴奏はO FaiaのコンビFernando SilvaとPaulo Ramosでした。実はAndré Vazとは前日に共演したばかり。うっかり最前列に座ってしまったばっかりにちらちら目が合ってしまう。よもや人生で初めてウィンクを交わす相手がメンズになるとは思いませんでした。
 曲目は意外なことにほぼ全て古典ファド。もちろんNuno d’Aguiarの名曲『Fado Bairro Alto』も。テンポの良いステージングで好感が持てました。
 ただ、Casa do Fadoに生まれる歓喜と悲しみが共存するファド独特の空気感や世界観を感じたい場合は物足りないかもしれません。上演時間は50分ほど。16ユーロ。写真はリンク先をご覧ください。

住所:Rua da Misericórdia 14,2º andar(3階)

 終演後ミーハーっぽくてどうかなと思いつつも、出演者が出てくるのを待ちました。ポルトガルではこういう場合「来ていたのに終わった後なんで挨拶をしてくれなかったんだ」と言われることがよくありますので。
 まずは伴奏隊。Fernando Silvaにこの後O Faiaで弾くのかと聞くと「そうだよ。来るの?」との回答。続いてAndré。今夜はこのあとCafé Lusoで歌うとのこと。明日はO Faia。なかなかの売れっ子具合で、友人としては嬉しいかぎり。

 その後時間が余ったので通りをふらふらしてからBairro Altoきっての名門O Faiaへ。改めて本日の出演者を確認すると、António Rochaは体調不良でお休みとのこと。残念ですがRicardo Ribeiroが出演するとのことなのでそれはそれは楽しみ。
 と、ここまで書いてアレですが、内容に関しては馬車博物館のコンサートと昨年のレポートをご参照下さい。