リスボンレポート 2013年6月 その7 【Santo António祭とMarcha】

 いまさらですが、6月リスボンは13日のSanto António祭を中心としてひと月丸々お祭りです。当然ながら街は浮かれムード。飾り付けをかわいいととるか、ちゃちだととるか、日本人の意見は様々です。
Festa02

 数年前からこの時期の名物であるイワシをモチーフにしたイラストが公募され、街中に飾られます(バスや路面電車にも!)。ちなみにケーブルカーはアズレージョや石畳のデザインにラッピングされていました

 特にAlfamaはさすがSanto António教会のお膝元ということもあり、また後述のMarchas popularesの強豪ということもあり、連日連夜大盛り上がり。イワシを焼く煙と匂いが路地を覆っていました

Alfama

marchaに備えるAlfama

 12日の夜にはお待ちかねのMarchas populares(マーチ大会)です。リベルダーデ大通りを各地区のマーチ隊が演技をしながらねり歩きます。いくつかある審査員席前でいったん止まって演技をし、また次の審査員席前まで移動。私はちょうどその中間で観ていました

start

スタート直前


Mercados地区…だったと思います。

Mercados地区…だったと思います


 好みだったのはBairro Alto地区。
Bairro Alto地区のmarcha

Bairro Alto地区のmarcha

衣装も大道具も凝っていて一番かわいく感じました。あと楽しかったのはMercados地区。マーチ隊の最後尾で山車に乗っていたのはファディスタのAnita Guerreiro。おばあちゃん大はしゃぎ
このためかはわかりませんが、彼女は翌日O Faiaをお休みしていました。
 また、今年は日本の団体も招待され、大分の立命館アジア太平洋大学のチームが「ラッセラー」とねり歩いていました。

 マーチは深夜まで続き、そしてお祭りは夜通し続き、特にAlfamaの路地には人があふれかえって通れないほどになります。今年も明け方まであちらこちらで太鼓の音が響いていました。

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